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『イチゴのコンフィチュール』と『イチゴシロップ』 [ジャムのこと]

ひなたCAFEでは春の定番になっている、イチゴのコンフィチュールとイチゴシロップですが、
開業4年目の今年、2つの変革を行ないます。
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■土曜日午前に届いた牧之原産イチゴ10kg(2kg×5箱)
このイチゴは有機減農薬栽培の「紅ほっぺ」なのだそうです。
昨年秋に取材を受けた際にライターさんがご紹介下さった農家さんです。

早速、家族で試食をしたところ、香り、甘み、酸味のバランスが良くてとても美味しいイチゴで
子供達が「アッ!」と言う間に平らげてしまいました。

土曜日のうちにすべて流水で洗い、同じ大きさにカットしたものをてん菜グラニュー糖に
まぶして水出しをしておき、日曜日の朝11時、最初の鍋に火を入れました。

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■水出ししたカットイチゴを鍋に入れて加熱開始!


当然、水は一滴も加えませんし、ペクチンやクエン酸などの添加物も一切なし!

オーガニックのレモン果汁を最後に加えていますが、目的はゼリー化促進と風味付けのためで
爽やかなイチゴコンフィチュールに仕上がったと思います。

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■最初の鍋から出来たシロップ(左)とコンフィチュール(右)


イチゴシロップはこれまでカフェメニューのみで、お持ち帰り用は今回初めて。
そのため衛生面、品質面での手間がいつもの倍以上掛ってしまいますが、ジンジャーシロップの
経験がありましたから同じ作業工程で時間もある程度読めるようになりました。


それでも・・・


イチゴを鍋に火にかけること3回。


目標通り、外が暗くなる前に仕込みは完了



■販売用、自宅用、試供用のコンフィチュール37本
その他にシロップを30本作ることができました~♪

都合、8.6kgの生イチゴで37本生産ということは、単純計算で1本あたり233グラムの
イチゴが入っていることになります。
ペクチンとクエン酸を添加すれば生産量は倍近くまで増やせるのですが、それでは他の
量産品と何も変わりませんし、この製法を気に入ってくれているお客様が多いのでこの方法で
続けていこうと思います。


この後、煮沸消毒をした後、ガラスを良く磨いてからラベルを貼って完成。
今週水曜日からひなたCAFE店頭に並ぶ予定です。


いつも思うことですが、こういう素晴らしい食材や生産者に出会うと心が引き締まると同時に
とても嬉しくなってきます\(^o^)/



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